トップページ ABOUT 旅行記 管理人日記 旅の写真集 リンク ■ 2006年3月4日 ストラトフォード&ウォ―リック 観光の日々(3日目) ホストファミリーの家で迎えた朝。朝食はトーストとシリアル。その後も同じメニューの朝食が続き、 同級生の滞在先の朝食もこれと同じだったらしいので、これが英国の標準的な朝食、といってよいのだろう。 その後は市内の集合場所に車で(右ハンドルのフォード車だった)送ってもらい、ここから観光 バスに乗るかと思えば、次の見学場所は近くらしく公園散策等を兼ねて歩いて回るとのこと。 寒波がきているらしく、気候は日本の冬並み。池には氷が張っていて、噴水はつらら状態。 そんな中ストラトフォードの「ホーリートリニティーチャーチ」という教会に到着。 ここにはあの文豪シェイクスピアが眠っておられるところらしい。滞在中の ストラトフォード・アポン・エイボンは、シェイクスピアの生まれ故郷である。 その教会を見学し、外に出るとなんと雪が降っていた。その時に昨日ホストファミリーとこの地方の 天候の話をしていたときに「ここら辺は寒いけど、幸運なことに雪は降らない」と言われたのを思い出したが、 その矢先の降雪である。どうやら寒波襲来は本当のようである。 ![]() ここはシェイクスピアの妻、アンハッサウェイの実家で、伝統的なイングランドの古民家のつくりに なっている。かなり中は狭いが、この中で何人もの家族が過ごしていたようである。日本の団地が 「ウサギ小屋」と欧米諸国に揶揄されたことがあるが、こちらの方が住環境としてはずっとよくない気がする。 その後はシェイクスピアの生家を見学し、その後は周りの土産屋を回って良い自由時間になった。 とりあえず何かここで買っておこうとおもい、ユニオンジャック(英国国旗)がデザインされたマグカップを 「The Works」というディスカウントブックストアで2ポンドで購入。土産屋には、修学旅行っぽい ドイツ人の小学生が沢山居た。さすが同じゲルマン系だけあって、小学生の癖に英語ペラペラである。 きっと彼らからしたら英語なんて、ドイツ語の方言くらいの認識なのだろう。 The Worksには他にもいかにもバッタ物のハリウッド制作の忍者映画のDVD(20年以上前の映画)が 75ペンス(150円)という信じられない安価で売っていたりと(リージョンコードが違うので、 日本のプレーヤーでは再生できないゆえ購入断念)、なかなか面白くて安いものがいっぱいあった。 そんな中衝撃的な本を発見! ![]() ・・・さすがパロディー大好きの英国人だけある。表紙の絵のグロさがまた衝撃的である。見つけた瞬間 何か運命みたいなものを感じたので、即購入。イギリスは読書文化を保護する名目で書籍類には 税金を掛けていない(そのかわりタバコやガソリンはくそ高い)ので、本が安い。 それにしても文庫本でもないのに、2.99ポンド(600円)って安すぎはしないだろうか? 昼食後、午後はウォーリック城へ。ウォーリックはイギリスでもベスト10に入る人気名所でもある。 ![]() 城は中世を偲ばせる重厚なつくり。中には当時の生活を再現した蝋人形があり、楽しめた。 その後は上の写真の塔に登って、景色を撮影。 ![]() ![]() 塔から眺めるイングランドの城下町、そして地平線まで見渡せる田園風景はまさに絶景。 これは死ぬまでに一度は見といたほうがいい、といってみる。 その後はストラトフォードに戻り、ホストファミリーと過ごした。友人だという30〜40代くらいの 男性がきていて、食事をしながら一緒に歓談した。彼も言葉好きな人で、日本語や漢字について 色々質問してきたので、自分の持てる雑学知識をフルに活用して答えた。 その後、日本通のベーカーさんが日本茶を出してくれたときに話題になった 「紅茶と緑茶って何が違うのか」といったことも、雑学の本や新聞やらネットやらで学んだ 成果が生かされることになった。後に本で知ったことだが、イギリス人はこういうところで色々 質問をして、その答え次第で人間を判断するようである。だから様々な知識を持つ人間が、 英国では尊敬されるようだ。 観光も楽しく、雑談にも花が咲き、3日目はおおむね楽しく過ごせた。 ■ 2006年3月5日 英国の車窓から (4日目) 3/5。この日は日曜日で、終日ホストファミリーと過ごす、という日程になっていた。 よって今日はクラスの人間と観光、ではなく自分で過ごし方を決めることが出来る。 起きると外はうっすらと雪化粧していた。雪は降らない、とかいってたのはどーなったんだ!? と思いつつ、ヨーロッパの冬は長いなと再確認した。 ![]() 今日は終日、何をしてもいいわけで、自由行動が好きな俺はベーカーさんに、 「列車に乗ってどこかにいってみたい」と言ってみた。すると地図と時刻表を広げてくれ、 最終的に列車で40分ほどで行ける都市、バーミンガムへ足を伸ばしてみることにした。 早速最寄の駅、ストラトフォード・アポン・エイボン駅に車で送ってもらい、17時ごろ着の列車で 帰ってきなさいと言われる。路線図を見るとこの駅がローカル線の始発で、途中で本線に合流して、 バーミンガムへ向かうらしい。なんか家の近くの名鉄(名古屋鉄道)の路線そっくりだ。 そういえばストラトフォードの駅も、市内のとある古びた駅に何処となく似ている。 そして窓口で切符購入。パスポートを見せ、学生だから学割にしろと言ってみたら、 ベーカーさんのフォローもあって学割で買えたようだ。たしか5.7ポンドだった気がする。 駅はこじんまりとした感じで、人口2万人だということを考えると相応な感じ。 列車は電車ではなくディーゼル。東海地区出身の自分には当時ちょっとカルチャーショックだったのですが、 東北や北海道のように列車はOPENとCLOSEのボタンがあり、OPENを押すとドアが開き、 乗ったらCLOSEを押して閉める仕組みだった。 こうして車内で10分ほど待っていたら、出発を知らせるディーゼルエンジンの音が。 車内は日曜の午前中ということで、かなり空いていた。 出発の後、検札があり、車掌が切符にボールペンで印を付けていった。 車内を見渡しても、やはり東洋人の乗客は俺だけのようだ。 列車は快速らしく、通過したり停車したりを繰り返す。ストラトフォードからしばらくは のどかな田園風景が続き、駅もほとんどが、北海道にありそうな「停車場」といった方が ふさわしい無人駅だった。窓の外では草原にひつじが群れをなしていた。たしかにここは英国だ。 ![]() さてしばらくすると家も増え、ビルが見えてきた。バーミンガムは かつてイギリスが「世界の工場」と呼ばれていた頃からの工業都市で、街はすすっぽいレンガで 出来た工場がいっぱいあった。 列車はビルの間を抜け、MOOR STREET という駅で下車。降りてしばらく歩くと、 今まで巡って来た観光地とは、雰囲気が違う、近代的な町並みがそこにはあった。 ショッピングセンターがあり、歩行者天国のようになっていた。 ![]() といっても特にバーミンガムに目的があって来たわけでもなく、何があるのかも知らないので 街をぶらぶらしてみることにした。どうせ後の日程も観光地を回るのが中心なので、 一日くらい街をただ散策するだけの日があっても、いいだろうという考えからだった。 まずショッピングセンター内のCDショップでCDを2枚購入。その後昼はマックで食べてみることにした。 ビックマックセット(英ではBig Mac Meals)を頼んだら、ドリンクは日本のLサイズ、 ポテトはMサイズくらいでしたがケチャップがついてきた。これは嬉しい。 そして肝心のビックマックが2個も!どうやらバーガーが2個ついてくるのがこちらでいう「セット」・・ なのだろうか?もしかしたら俺の注文ミス??その時に深く考えなかったので真相はよく分からないが、 おもかくビックマック2個も食べてかなり満腹になった。 午後はその界隈を色々と巡り、4時22分発の電車まで1時間ちょっとあったので、 ショッピングセンター内のネットカフェでインターネットをした。料金は40分で1ポンド(200円)だった。 まず気になる自分のサイト (当時は現在も続く雑学サイト と現在は閉鎖したEMINEMを中心とするHIPHOPレーベルファンサイトを運営していた)にアクセスして 、旅行中アクセスが大幅ダウンしていたのを見て少し気分が落ち込む。そして自分のサイトの掲示板に アクセス。書き込みは文字化けで訳がわからなかったが、とりあえず適当なスレッドに書き込もうと、 ローマ字で記入し、投稿ボタンをクリック。しかし表示されたのは・・・ERROR! え、えらーって書き込めねぇのかよ!つまんねぇな、とここでまた凹んだ。 そして今回ネットカフェに行った本来の目的である、3/7に披露する剣道の英語での紹介文のヒントを 調べることにした。面打ちなどの英語の表現や竹刀や防具などの英語での言い方を、 イギリスやアメリカの剣道サイトやWikipediaで調べ、メモった。こうして制限時間の40分が経過。 そして列車に乗って帰るべく駅へと向かった。 しかし4:22分発のはずなのに22分に列車がこない!しばらくして30分ぐらいに列車が着たが、 これはレミントンスパという違う街へと向かう列車のようだ。念のためホームにいたおじさんに 「この列車はストラトフォード行きますか?」と訊いたら、「違う。それは次の列車だ、次(NEXT)」 といっていた、はずである。当時の俺のリスニング能力が正しければ。 ![]() そしてそのおじさんを信じて次にきた列車に乗った。今度は随分乗客が多くて、列車も大きい型だった。 しかし20分も遅れるとはな・・・なんて思いつつ乗車。しかしこれが悪夢の始まりだった。 乗ってからアナウンスがあり、耳を傾けると「・・・London・・・」という地名が 耳に飛び込んできた。ロンドンだと!?ロンドン行きってことはこれは本線の列車じゃねぇか! あのおやじの嘘つきめ!と騒いでみても後の祭りである。今思うとあのおじさんは「隣のホーム」 という意味で「Next」という単語を使ったのかもしれない。当時の自分の貧弱な英語力を恨むしかない。 やはり窓口で駅員に詳しく聞いておくべきだった。 その後は車掌に相談し、色んな人に聞き、何だかんだで別ルートで何とかストラトフォードに戻れましたが、 その時はなんと19時!結局2時間も青春を無駄にしてしまった・・。 ![]() こうして無事生還できたが、この日はバスに乗って観光するだけの普段の数倍も疲れ、 食事を済ませたら、まだ9時前だというのにすぐ寝てしまった。やはり異国での一人旅は楽しい分、疲れる。 そう身をもって体感した1日だった。 前頁 いよいよ渡英の時! 次頁 華麗なるイングランドの日々 後編に続く |