旅人のタワゴト

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旅したいなぁ。。。



同じ事が繰り返されていく単調な日々の中で、俺は漠然とそんな事を思い始めていた。 元々そういった「冒険願望」はあったのだが、旅費の工面が難しい時期が続いて いたこともあり、なかなか具体的な旅の計画を立てることはなかった。ただ他人の 旅行記を見ては、羨望の感を抱くだけだった。

そんな時、俺に思いがけず収入が入る。俺の高校ではアルバイトは禁止で (ここだけの話隠れてやってる奴も多いみたいだが)小遣いも少ない俺にとって旅行は難しいと 思っていた。だが我が高校には年末年始の郵便局のバイトという唯一の例外が存在した。

こうして僅かながらもバイトで収入を獲得した俺は、次第に旅の現実性が増した。 そして様々なプランを思案した結果、なかなか壮大、かつ心踊り、かつなるべく安価に済む旅 という複数の難条件をクリアできるプランが浮かび上がった。

それが・・・・

日本最北端への列車旅だ。


■ 旅の計画(捕らぬ狸の皮算用)

思いついたら吉日。俺は時刻表や地図、旅行記サイトなどを参考にして 計画を練り上げた。むしろ旅というのは、この計画を立てて準備をしている 時が一番楽しかったりするものだ。

当初の計画

3/26 夜行快速ムーンライトながら(大垣発東京行)で大垣を出発。

3/27 東京に朝到着。終日東京観光。そして夜に新宿から夜行快速ムーン ライトえちごで新潟へ。

3/28 朝早く新潟到着。そのまま北上し青森へ。青森から夜行「急行はまなす」で、札幌へ。

3/29 札幌に朝到着(正確には新札幌で途中下車。歩いて近くの厚別駅までいき 、旭川へ。そうしないと同日中に普通列車では稚内に到着できない)。夕方、稚内到着。 ユースホステルで宿泊。

3/30 バスで日本最北端へ。ただバスの関係上、30分のみの滞在。そして稚内か ら一路札幌を目指す。夜7時ごろ札幌到着。はまなす発車まで3時間あるので、 駆け足でテレビ塔、時計台、北海道大学など観光地を回る。ラーメンも食う。そ して夜10時、青森行きのはまなすで本州へ。

3/31 朝青森到着。今度は東北本線で東京を目指す。ひたすら南下し、夜10時ご ろ上野到着。そして夜11時ごろのムーンライトながらで岐阜へ。

4/1 静岡に入ったあたりで7日目になる。そして朝になって岐阜到着。


我ながら完璧な計画!もちろん2007/3/18改正のJR新ダイヤにのっとって作成しました。 計画自体には何の問題もありません。そう「計画自体には」です。

そして出発予定日の三週間ほど前、期末テストが終わった翌日に最寄り駅のみどりの窓口で、 早速旅に使用する夜行列車の指定券を取得。東京への移動、そして岐阜への帰還 で使う夜行列車「ムーンライトながら」は人気車両だけあって、3週間以上も先の列車だという のに、既に満席。繁盛期に臨時として走っている「ムーンライトながら91号・92号」を使用することになった。

ここまでは特に問題なしです。俺もその時は、いや出発一週間前までは恥ずかしながら、この 計画に重大な問題があることに全く気が付かくことがなかった。

以下が私が指定した夜行列車の大まかな時刻。

3/26 23時大垣発 3/27 5時東京着
3/27 22時新宿発 3/28 5時新潟着
4/1  23時東京発 4/2  6時大垣着

赤字で塗った箇所
にご注目下さい。そしてもう一度上記の計画表と見比べ てみてください。

計画  →4/1 岐阜到着
指定券 →4/2 岐阜到着


・・・・・・・・そうです。

指定券を1日間違えて買ってしまいました。

今から指定席の変更しても、超人気車両ゆえ、おそらくキャンセル待ちの状態に なってしまう。

つまりこの地点で1日余分に旅をしなくてはいけないことが発覚したわけだ。


なんてこった。


幸いなことに計画ではきっぷは1日分余ることになっていたので、 旅を1日増やしても大幅に出費が増えるわけではない。

というわけで、計画にはもう1日、付け足されることになりました。 以下が練り直した「新計画」です。3/29までは前の計画と相違なしです。


3/26 夜行快速ムーンライトながら(大垣発東京行)で大垣を出発。

3/27 東京に朝到着。終日東京観光。そして夜に新宿から夜行快速 ムーンライトえちごで新潟へ。

3/28 朝早く新潟到着。そのまま北上、乗り継いで青森へ。青森から夜行 「急行はまなす」で、札幌へ。

3/29 札幌に朝到着(正確には新札幌で途中下車。歩いて近くの厚別駅までいき 、旭川へ。そうしないと同日中に普通列車では稚内に到着できない) 夕方、稚内到着。ユースホステルで宿泊。

3/30 バスで日本最北端へ。ただバスの関係上、30分のみの滞在。そ して稚内から一路札幌を目指す。夜7時ごろ札幌到着。ラーメンを食べた後、 時計台・テレビ塔などを見物。札幌のユースホステルで宿泊。

3/31 午前は札幌市街を観光。昼前に小樽経由で一路函館へ。夕方、函館に到着 。函館山にロープーウェイでのぼり、世界三大夜景のひとつの「函館の夜景」を鑑 賞。まぁ、夜景を一人で見て何になるのかは俺も分かりませんが。 そして後はひたすら札幌青森行の夜行急行「はまなす」を、深夜2時40分待つ。 そんな長時間、一体何をして待てば良いのやら・・・・。

4/1 深夜3時、はまなすで函館を後にする。朝青森到着。今度は東北本線で東京 を目指す。ひたすら南下し、夜10時ごろ上野到着。そして夜11時ごろのムーンライトながら で岐阜へ。

4/2 静岡に入ったあたりで8日目になる。そして朝になって岐阜到着。


というわけで行程に新たに「札幌での宿泊」「函館観光」「深夜3時までの待ち 時間」が加わりました。ちなみに今回の「予想外の」行程で、札幌での宿泊費3200円、 1日分の食費雑費2000円、函館のロープーウェイ代1000円という 「予想外の」出費も余計に加わります。計6200円!!痛すぎる。函館の夜景を諦 めても、どのみち5000円くらいは余計に加わる。

全く指定券をとる時の勘違いのせいで、6000円の出費とは。。。まさに「油断一秒怪我一生」 を地で行くような人生、といったら過言だろうか(いや、過言ではない)← 反語表現

とにかく直前に問題が発覚したものの、何とか1週間前までは旅程が定まった。 あとは旅の準備をしながら出発の日を待つだけとなった。


次頁 儚き大都会 東京へに続く


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