旅人のタワゴト

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■ 2007年3月28日 まずは本州最北端へ!東北北上記(3日目)


朝風が何時もにも増して冷たく感じられる。朝の新潟駅。北に向かっていることを実感する。

朝5時前、まだまだ薄暗い新潟駅のプラットホームにムーンライトえちごは到着した。 天気は曇り、時々雨。ひとます向こう側のホームに停まっている村上行きの列車 に乗り込む。えちごの乗客で車内はそこそこの込み具合になった。




今日はただ列車を乗り換えて、ひたすら北を目指す。
村上についた頃には大分明るくなってきた。続いて山形県の酒田行きの列車に乗り込む。





しばらく走ると羽越本線最大の見所である日本海が見えてきた。
天候はあまりよくないが、それが早朝の日本海をより趣きあるものにしていた。




酒田についた頃にはすっかり日も昇っていた。だがここまで来ると もう冬の空気である。酒田に降り立った瞬間、肌を突き刺す冷気に慌ててカバン からジャンバーを取り出し着込む。ここでしばらく待ち時間があるので、キオスクでパンとコーラを 買って朝食とする。酒田の駅周辺は何もなく、寂れていた。

ここでゆっくり待ったあと、秋田行きの電車に乗り込みコマを進める。 車窓からは広大な庄内平野が広がっている。田植えの時期に来たらさぞ壮大だろう。

秋田に着いたのは昼前。ここで重大なことに気が付く。ケータイの充電器に繋ぐUSB ケーブルを無くしてしまった。秋田駅近くのイトーヨーカ堂のケータイショップで聞いて みたが置いてないようだ。これではもうケータイの充電が出来ないではないか!と思うと ここで一気に凹んでしまい、秋田にはとっととバイバイして青森行きの列車に乗る。




秋田と青森。一見近そうだが、実は意外と遠く、普通列車で4時間もの長旅になる。しかも東北の車両は、 なぜかにやたらと腰が疲れる都会型のロングシートで、風情もない。ここはやはりゆったりとした転換式のクロスシート 車両を採用して欲しかった。

秋田と青森の県境付近の街、大館を過ぎると電車は山奥をぬうように駆け抜けていく。すると車窓からみえる景色の中に 何やら白っぽくなっている部分が見えた。雪だった。昨日までいた東京では桜が舞っていた。だというのにここではまだ 雪が残っている。いよいよ本州の果ての果ての土地に来たことを実感。

終点・青森駅に降り立ったのは5時過ぎだった。ここに来ると一段と寒さが厳しくなる。岐阜だったら、この気温は 真冬真っ盛りの気温である。

青森の駅前に出ると早速カルチャーショックに直面する。

マックの店員さんも、デジカメの電池を買い求めた百円ショップの店員さんも、 USBケーブルを求めに(結局なかったが)入ったドコモショップの店員さんも、女子高生も、 みんな訛っている。いや、全国の国土の均一化が進んでいる現在で、正直ここまでハッキリと 言葉が違うものだとは思わなかった。まるで外国か何かに来たようで、聴いてて面白い。青森の人には、 是非この素敵な訛りを守ってもらいたい。

22:45発の札幌行き「急行はまなす」まで、青森駅前の、昨日の渋谷のデニーズとは違い格安なファミレス 「ガスト」で暇をつぶす。昨日のオムライス以下の金額でドリンクバーとスープお替りがついて、 ゆっくりも出来た。隣の席のミュージシャン風の若者カップルの訛りが、耳に心地よい。





「急行はまなす」号が到着した。実はこの列車こそが、青春18きっぷにはない「JR東日本&北海道パス」の特典の ひとつ。18きっぷでは「急行」には乗れず、現在夜行快速の走っていない青森〜北海道間を夜間に移動することは 出来ない。ところがこのパスだと、このはまなすの自由席に限り乗車することが出来る。先ほど「首都圏から 北海道へ向かうのにお得なチケット」と言ったのには、こういう理由がある。





さてはまなすの自由席に乗り込む。中途半端なシーズンの北海道へ向かう客層はほとんどがいわゆる 「旅人」「バックパッカー」風の男たちだった。中には新潟からずっと俺と同じ列車に乗っていた おっさんもいた。

列車は定刻どおりに青森駅を出発した。座席はそんなに込んでいなかった、みんな一人で2人分の座席を占有して 使っていた。しかしやたらと古いシートで、腰が痛くなる。やはりこんな自由席に乗るのはバックパッカー風の 輩が多いので、あまり快適さなどは考慮されていないのだろう。それでもやはり夜行列車3連泊目で、疲れも溜まり列車に 揺られながら寝るのに慣れてきたからか、すぐに眠くなってきた。朝目覚めるとそこは初めて足を踏み入れる、北の大地か 、、としみじみとしながら俺は眠りに落ちた。


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